高校生の諒一が、かつて小学校で自分たちが作った委員会室の鍵を手にしたことから、記録から消えた「もう一人の委員長」と七不思議のつながりを探る物語。舞台は母校の夕方の校舎で、日常の延長にある怪異と、仲間との関係が交差する。中心人物は、記憶にしか残らない〈友〉の存在を追う諒一。物語は、七不思議の扉の向こうで起こる出来事を通して、過去の記憶と現在の関係を結び直していく。シリーズ全体では、学校の怪談を軸に、仲間との交流、スイーツや遊びの場面、そして五年前の記憶へ向かう流れが広がる。2巻構成で、前半は出会いと謎の提示、後半は七不思議の変化と記憶への対峙が描かれる。 ひみつの放課後委員会は、母校の七不思議を手がかりに、消えた記憶と仲間の関係をたどる学園伝奇シリーズ。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 七不思議を軸にした学園ミステリーの導入がわかりやすく、設定の細かさに引き込まれる。
- 小学生、高校生、教師、市職員が動く構図で、子ども側と大人側の温度差が見どころになる。
- 食べ物や夏祭りなど、日常の楽しさが差し込まれていて読み口が軽い。
- ふわっとした空気感の中に、少し不穏な謎やハラハラ感が混ざる。
- キャラ同士の掛け合いが楽しく、脇役まで印象に残る。
こんな人におすすめ
- ホラー一辺倒より、学園の不思議と日常のゆるさを一緒に楽しみたい人。
- キャラの個性や掛け合いを重視して読む人。
- きつい恐怖より、軽めのミステリーや怪談風の雰囲気が好きな人。
- 男子中心のチームものや、少し変わった大人キャラに惹かれる人。
- 食べ物描写やほっこり感も作品の魅力として受け取りたい人。
人を選ぶポイント
- 期待していたほどホラー感が強くなく、怖さを求めると物足りない。
- キャラのノリや甘めの空気が合わないと、陳腐に感じやすい。
- 先生や大人キャラの子どもっぽさが気になる場合がある。
- 一部の登場人物の愛され方に納得しづらい。
- 物語の解決が次巻以降に持ち越されるため、1冊で完結感を求めると弱い。
テンポ・読後感
- 導入は軽快で、七不思議の説明と人物紹介を兼ねて進。
- 全体はふわっとした雰囲気で、重苦しさより親しみやすさが前に出る。
- 日常パートが多く、カヤックや釣り、夏祭りなどの場面で明るさがある。
- 謎が深まる場面では少しハラハラするが、怖さは控えめ。
- ほっこり感と不穏さが同居する、やわらかい読み味。
キャラクターへの評価
- 小学生の生意気さと素直さの混ざった感じが印象に残る。
- 高校生の諒一は視点役として読みやすく、周囲の変化に巻き込まれていく。
- 先生は情けなさや子どもっぽさが目立つ一方で、愛嬌として受け取られている。
- 頼れるおっさんや料理上手な隣人など、脇役の存在感が強い。
- キャラの好みは分かれやすく、ポンコツさや甘さが魅力にも不満にもなる。
巻一覧
この巻のあらすじ
高校生・諒一はある日、自分が小学校の委員長時代に作った委員会室の鍵を拾う。届けた母校で、彼の代の委員長は二人だったのではないかと訊かれ、驚愕する。「もう一人の委員長」、それはいつしか記録からも消されてしまい、諒一の記憶にしか残らない〈友〉。その存在を七不思議が証明できると言われるが……。夕方の校舎、呼び出された扉の向こう側は!? チーム男子×七不思議×スイーツ! 新シリーズ開幕!!
この巻のあらすじ
カヤッキング、釣り、夏祭り……母校の七不思議が縁で出会った仲間と楽しい日々を満喫する諒一。だが、その間に七不思議は力を蓄え、害を為す存在に変貌していった。新しい仲間を助けるために、大好きなハトコとの日々を取り戻すために、そして守られるだけの自分を卒業するために。諒一は五年前の「記憶」と対峙することを決めて――シリーズ堂々完結!
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