現代の高校を舞台に、少し先の未来を見る力を得た果瀬春太郎と、突然教室に現れた記憶喪失の少女・東冬海が、都市伝説やオカルトに近い「未来型不可能事件」を追う物語。春太郎は自分の能力の原因を探し、冬海は失われた来歴と元の世界への手がかりを求める。調査が進むと、春太郎の未来視は未来側では一般的な技術の一つであること、冬海も現代では証明しにくい超技術の知識を持つことが見えてくる。クラスメイトが違和感に気づかない少女の存在、学園内で起こる不可思議な出来事、未来由来の事情が重なり、二人の共同調査を軸に物語が広がる。さらに、個々の現象が春太郎の力と冬海の来歴を結び付ける手がかりとして扱われ、日常の教室と説明不能な事象が同じ線上で進んでいく。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 未来視や未来人、時間移動を絡めたSF設定が目を引く。
- 妹、幼馴染、未来から来たヒロインの関係性がキャラ推しの軸になる。
- ボーイミーツガールとラブコメ寄りの空気が読みやすさにつながる。
- 先の展開や世界の仕組みを追いたくなる仕掛けがある。
- イラスト込みでヒロインの魅力を楽しみやすい。
こんな人におすすめ
- SF設定とラノベ的なヒロイン配置の両方を楽しみたい人。
- 妹・幼馴染・クーデレ系など、キャラの掛け合い重視で読みたい人。
- 難しめの時間SFでも雰囲気や勢いを優先して読める人。
- 1冊でまとまる物語をさくっと試したい人。
- 既刊の作者作風が好きで、少し毛色の違う作品も追いたい人。
人を選ぶポイント
- 時間理論や場面転換が分かりにくく、読み返し前提になりやすい。
- 終盤の畳みかけが速く、理解が追いつきにくい。
- 伏線や人物の背景が回収しきれず、もやっと残る部分がある。
- SF設定の条件や法則が曖昧に感じられる。
- 期待したラブコメ量やキャラ掘り下げが足りないと感じやすい。
テンポ・読後感
- 序盤はキャラ中心で入りやすいが、後半は一気に加速する。
- 軽快に読める一方で、内容はわりと難解寄り。
- さっくり読める反面、深く読むと引っかかりが増える。
- 雰囲気は好みでも、展開の整理に手間がかかる。
- 単巻感のあるまとまりと、続きが気になる余韻が同居する。
キャラクターへの評価
- 冬海はクールさと強さが印象に残り、推しに挙げる声が多い。
- 春太郎はシスコン気質で自己犠牲的、やや面倒でも憎めない。
- 妹の静理は好感度が高く、中盤以降の存在感の薄さが惜しまれる。
- 幼馴染の美星は気になる存在として残りやすい。
- ヒロイン陣はそれぞれ立っているが、踏み込み不足を感じる部分もある。
巻一覧
この巻のあらすじ
未来視の少年×未来人の少女。
多分、俺の席には未来人が座っていた。
数年前、不可解な現象に巻き込まれた果瀬春太郎(はせ・しゅんたろう)は、少し先の未来を見る力を得た。 その原因を知るために、未来型不可能事件(フィラデルフィア)と呼ばれる、いわゆるオカルトや都市伝説的な現象を調べる日々。 そんなある日、春太郎の目の前に、昨日まで存在していなかった少女が現れた。だが、クラスメイトの誰もがその違和感に気が付いていない。
東冬海(あずま・ふゆみ)と名乗ったその少女は、記憶のほとんどを失っていたが、特定の技術に関する知識を覚えていた。 それは、現代科学では証明しようがない超技術。そして、春太郎のもつ未来を見る力は、未来においてはある程度一般的な技術だったことが明かされる。
春太郎は自分の力の原因を知るため、冬海は春太郎の能力にもとの世界へと帰れる希望を見出して、二人は様々な不可思議現象を調査していく。
だが、特異点でしかない冬海の存在は、望まぬうちにハプニングを巻き起こし……。春太郎は究極の二択を迫られる……。
『トリニティセブン』『101番目の百物語』のサイトウケンジが送る、新感覚オカルティックエンタメ始動!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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