僕はまだ、君の名前を呼んでいない ~lost your name~
判定なし
基本情報
- 著者
- 小野崎まち
- イラスト
- カスヤナガト
- レーベル
- マイナビ出版ファン文庫
- 刊行年
- 2017
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
ジャンル
大学を卒業して就職せずラノベ作家になった久太と、漫画家として活動する漆、そして久太の母・涼花が、3人で奇妙な同居生活を送る現代の物語。久太と漆は高校からの同級生だが、恋人でも親友でもない距離にあり、その関係には高校生の冬に起きた出来事が結びついている。創作の仕事と日常が重なる中で、過去に触れながら現在の関係を見つめ直していく構成で、前作『サムウェア・ノットヒア』に連なる要素を持ちつつ、独立した一作として読める。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 前作と独立して読める手応えがありつつ、呼応する構成も楽しめる。
- 孤独、非行、就活、卒論、家族関係など重い題材をまとめて扱う密度の高さ。
- 物語の後半で救いや再生へ向かう流れが印象に残る。
- じわじわ引き込まれ、読み終えたあとに強く残る余韻がある。
こんな人におすすめ
- 重めの人間ドラマや喪失と再生の物語が好きな人。
- 前作を読んでいて、対になる読み味を確かめたい人。
- こじれた関係性や、面倒くさいほど感情が揺れる恋愛劇を楽しめる人。
- 読後に体力を使うタイプの濃い作品を求める人。
人を選ぶポイント
- テーマがかなり重く、孤独や虐待、自殺、家族の問題などが続く。
- すぐに気持ちよく進む展開より、じっくり向き合う読書になる。
- 主人公の言動や変化に戸惑う場面がある。
- すっきりした恋愛小説を期待すると、湿度の高さが強く感じられる。
テンポ・読後感
- 序盤から重い要素を積み重ねていく、ずしりとした空気感。
- 先が気になってページを追う引力が強い。
- 感情の揺れが大きく、読後に消耗感と満足感が同時に残る。
- 終盤で救いが見えるため、暗さだけで終わらない。
キャラクターへの評価
- 主人公とヒロインは一筋縄ではいかず、もどかしさや面倒くささが目立つ。
- 登場人物の抱える事情が重く、関係性のこじれが物語の核になっている。
- 主人公の豹変ぶりに戸惑う声がある。
- 50代半ばの男女の回顧録的な恋愛として受け止められている。
巻一覧
僕はまだ、君の名前を呼んでいない 〜lost your name〜
この巻のあらすじ
大学を卒業し、就職することなく何となくラノベ作家になった久太と、マンガ家になった漆は、久太の母・涼花と3人で奇妙な“同居”生活を送っている。二人は高校からの同級生だが、恋人同士ではなく、よくある男女間の親友ともまた違った関係だった。彼らを結びつけているのは、高校生の冬に起きたある事件だったーー。筆者の処女作で泣けると評判だった『サムウェア・ノットヒア』に連なる物語だが、完全に独立した作品として、あなたに喪失と再生の物語を捧げる。
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