200年後の迷宮都市を舞台に、滅亡した王国で生き残った錬金術師マリエラが、失われた錬金術を使って薬師として店を開き、街の暮らしに関わっていく物語。ポーションが高級品となった世界で、彼女は静かに暮らしたいと願いながらも、迷宮討伐軍や冒険者、輸送隊、精霊や魔物に関わる出来事へ巻き込まれていく。中心にはマリエラとジークムントをはじめとする人々の関係があり、日常の営みと迷宮をめぐる事情が並行して進む。シリーズは、薬師としての活動、迷宮都市の事情、200年前の王国崩壊の背景、精霊や魔の森に関わる要素へと広がっていく。後半では、黒鉄輸送隊や魔の森に関わる話題も扱われる。続編・外伝の情報は本文上では確認できない。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 仮死状態から200年後に目覚めた錬金術師という出発点が独特で、転生ものとは違う世界の立ち上がり方が新鮮。
- 錬金術やポーション作成の工程、薬草や迷宮都市の設定が細かく、世界観の作り込みに読みごたえがある。
- ほのぼのした日常の裏で、事件や迷宮攻略、権力や薬の闇が重なり、ゆるさだけで終わらない厚みがある。
- マリエラの抜け感やジークの不器用さ、周囲の人々の温かさが、重い展開の中でも読みやすさを支えている。
- 書籍版の装丁、挿絵、漫画口絵など、物語以外の満足度も高く評価されている。
こんな人におすすめ
- 錬金術や薬づくりの描写をじっくり楽しみたい人。
- ほのぼのスローライフに、少し重めの事件や陰影がある作品を求める人。
- 設定や地の文が多めでも、世界観の厚みを重視して読める人。
- 主人公の天然さや、周囲との掛け合いに和みたい人。
- 迷宮攻略やシリーズ全体の伏線回収を追うのが好きな人。
人を選ぶポイント
- 会話中心の軽い読み味を期待すると、地の文や設定説明の多さが重く感じやすい。
- 物語の進み方はゆっくりで、派手な展開やテンポの速さは控えめ。
- 事件や一部の描写はかなりおぞましく、痛々しさや不穏さが強い。
- 戦闘や冒険の比重は高くなく、バトル重視の読者には物足りない場合がある。
- 主人公や一部キャラの抜けた感じ、知性の薄さが好みを分けやすい。
テンポ・読後感
- 全体は静かで穏やかだが、要所で不穏さや重さが差し込まれる。
- 日常ののんびり感と、迷宮や薬の闇の緊張感が交互に来る。
- 物語はじわじわ進み、キャラクターや設定が増えるほど面白さが積み上がる。
- 読後感はやわらかいだけでなく、少し切なさや痛みも残る。
- 迷宮攻略や伏線の回収が進む巻では、静かな流れの中に山場が立つ。
キャラクターへの評価
- マリエラは天然でマイペース、抜けて見えるのに錬金術の腕は高いというギャップが印象的。
- ジークは不器用で情けなさもあるが、表情や感情が少しずつ見えてくる過程が好評。
- 師匠は破天荒でミステリアスだが、教え方や導き方に温かさがある。
- 周囲の大人たちはクセが強い一方で、マリエラに振り回される姿が和みにつながっている。
- 脇役まで含めて善良さや素朴さが目立ち、重い世界の中で救いになっている。
巻一覧
この巻のあらすじ
エンダルジア王国は『魔の森』のスタンピードによって滅亡した。 錬金術師の少女・マリエラは『仮死の魔法陣』の力で難を逃れたものの、 ちょっとした「うっかり」で眠り続けてしまい、目覚めたのは200年後。 ――そこは錬金術師が死に絶え、ポーションが高級品と化した別世界だった。
都市で唯一の錬金術師になってしまった少女・マリエラの願い。 それは、のんびり楽しく、街で静かに暮らすこと。 ほのぼのスローライフ・ファンタジー、ここに開幕!
この巻のあらすじ
200年後の世界で、薬師としてお店を開いた、錬金術師の少女・マリエラ。 マリエラと過ごすうちに、少しずつ自分を取り戻していく、奴隷の青年・ジーク。 のんびりと穏やかな日々の裏では、街を、人々の暮らしを守るべく迷宮討伐軍が迷宮に挑む。
失われたはずの「錬金術師」の存在に気付いた「黒鉄の輸送隊」副隊長・マルローの衝撃!? 正体不明の女性Aランカー冒険者「雷帝エルシー」の襲来!? そして、200年の時に埋もれた錬金術師たちの秘密が明らかとなる!
大人気シリーズ待望の2巻!
この巻のあらすじ
『迷宮討伐軍』の迷宮攻略は、ポーションによって劇的に前進した。 『迷宮都市』に広められた知識は、街の薬師の在り方を変えていった。 錬金術師・マリエラの存在が街に影響を与え始めた頃、彼女を取り巻く人々の想いにも、少しずつ変化が訪れていた。
Aランク冒険者を目指し、さらなる力を求め始めるジークムント。 マリエラに対する愛情に気付き、決意を新たにするリンクス。 そんな二人の気持ちをよそに、うっかり食べ過ぎてしまうマリエラ。 ーー陽だまりでまどろむような日々。それが、いつまでも続くはずだった。
大人気ファンタジー小説、待望の第三巻! 『B's-LOG COMIC』にてコミカライズも好評連載中!
この巻のあらすじ
「私、迷宮を斃したい」
リンクスはマリエラを守り、地脈に還った。 残された者は自らの無力を嘆き、友の死を乗り越えられずにいた。 ーー哀しみにくれる『木漏れ日』に迫る、 人ならざる強大な魔力にも、気づくことはなかった。
200年の眠りから覚めた『炎災の賢者』の正体とは? 『迷宮都市』を襲う『錬金術師誘拐事件』の目的とは? ーーそして明かされる、『迷宮』と『エンダルジア王国崩壊』の真実!!
「このままだと……この地に人は住めなくなる」 シリーズ累計15万部突破の大人気ファンタジー小説、待望の第4巻!!
この巻のあらすじ
『迷宮都市』に住まう人々に残された時間は、少ない。 『金獅子将軍』レオンハルト率いる迷宮討伐軍の最高戦力と、『精霊眼』を取り戻したジークムント、そして『生き残り錬金術師』マリエラは、愛する街と人々を守るために、『迷宮の主』と対峙する!! 200年の時を超えて紡がれる、錬金術ファンタジー、感動のクライマックス!!
『B's-LOG COMIC』にてコミカライズも好評連載中!(漫画:溝口ぐる)
この巻のあらすじ
「ジークのばーか。信じらんない、あんな人だとは思わなかった……」 ジークムントに愛想を尽かしたマリエラは、『木漏れ日』を飛び出した。 「実家に帰らせていただきます」とばかりに師匠・フレイジージャを探し求め、 サラマンダーと『黒鉄輸送隊』と共に一行は『魔の森』へと向かうが……。
明かされる『黒鉄輸送隊』の過去。秘められし精霊たちの想い。 そしてマリエラとジークムントの関係は……。
これは、魔の森に棲む精霊と魔物、そして人間たちの物語。
●コミックス『生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい』1~2巻も好評発売中!!
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