『人外ネゴシエーター』は、小学校時代の山での事故をきっかけに、言霊使いとして力に目覚めた琴葉、悪魔と契約した小春、そして大きく変化した行人を中心に描く現代伝奇シリーズ。幼なじみ三人の関係に、言葉で力を扱う者と人外の存在が重なり、表向きの日常の下で秘密が積み重なっていく。舞台は学校や町の延長線上にある現代で、超常の力は特別な組織ではなく、個々の当事者の秘密として現れる。物語は、琴葉と行人のあいだで続く人知れない対立を軸に、悪魔との契約、言霊の力、死を境に変わった存在が人間関係にどう絡むかを追う。シリーズ全体では、幼少期の出来事で生じた歪みが、時間を経て現在の対立へつながる構成になっている。

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  • AI分析(あらすじ)

    幼なじみの関係に超常要素が重なる物語や、現代を舞台にした言霊・悪魔契約ものを読みたい人。

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作品の魅力

  • あやかしや悪魔、地獄や彼岸を絡めた和風ダークファンタジーの設定が目を引く。
  • ほのぼの寄りに見える導入から、思った以上に禍々しい方向へ振れる落差が強い。
  • 児童向けにも見える端正な文体で、重い題材をさらりと読ませる。
  • 先の展開が読みにくく、シリーズとしてどう転がるかを追いたくなる。
  • 人外キャラや扉絵・表紙のビジュアル面も印象に残りやすい。

こんな人におすすめ

  • 和風あやかしものや悪魔との交渉劇が好きな人。
  • ほのぼの風味より、裏に不穏さが潜む物語を楽しみたい人。
  • シリーズものを長く追い、次巻を待つ時間も含めて楽しめる人。
  • 人外キャラの可愛さや不穏さの両方を味わいたい人。
  • 既存作の雰囲気を知っていて、新しい切り口も受け入れられる読者。

人を選ぶポイント

  • 単巻で大きく完結する読み味は弱く、次巻待ちの印象が強い。
  • 刊行ペースがゆっくりで、間延びを感じやすい。
  • 説明的で理屈っぽい会話や、年齢に対して大人びた受け答えに違和感が出やすい。
  • 期待したほどほのぼのしないため、軽いあやかし譚を求めるとずれる。
  • 登場人物の立ち位置が曖昧で、敵味方をはっきり求めると戸惑いやすい。

テンポ・読後感

  • 序盤は静かだが、途中から不穏さと緊張感がじわじわ強まる。
  • 事件単位では区切りがある一方、全体は次巻へ引っ張る構成。
  • ほんわかした舞台設定に見えて、実際は陰影の濃い空気が支配する。
  • 重さの中に、少し笑える人外キャラが差し込まれて読み口を和らげる。
  • テンポはややゆっくりで、じっくり世界観を味わうタイプ。

キャラクターへの評価

  • 主人公は年齢が低めで、シリーズ内でも新鮮に映る。
  • 女の子たちの理屈っぽさや説明口調が気になる人がいる。
  • ドギーは可愛い、憎めない、でも信用しきれないという見られ方が多い。
  • カナエちゃんやアヤカシくんなど、脇の人外キャラが好印象を集める。
  • 味方か敵か判然としない人物がいて、今後の関係変化への注目が強い。

巻一覧

人外ネゴシエーター (1)
2015年6月 ISBN 9784403542046
この巻のあらすじ

琴葉と小春は小学校からの親友同士。でも二人は、それぞれに秘密を持っていた。事の発端は小学生の時、クラスメイトの行人と三人で山へ行った時のこと。崖から落ちた琴葉と行人は大怪我を負い、琴葉は生死をさまよう夢の中で言霊使いとしての力に目覚めるが、一方小春は、小犬の姿をして近づいてきた悪魔と契約してしまう。そして、一度は命を落とした行人は…!?琴葉と行人の、人知れぬ戦いが始まる!!

人外ネゴシエーター (2)
2016年8月 ISBN 9784403542060
人外ネゴシエーター (3)
2017年6月 ISBN 9784403542084

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