本作は、妖怪の呪いで「ムラムラするとネコに変身してしまう」陰陽師の許嫁・太一と、六歳上の相手に憧れて花嫁修業を続ける女子高生・桃子を中心にした和風あやかし恋愛譚。舞台は、妖怪が暮らす隠れ里「駅」と現代の人間社会で、桃子は呪いを解く手がかりを求めて里を訪れ、鬼や八咫烏、狸などの住人と関わる。桃子は婚約解消の手紙を受けたあとも太一の事情を追い、妖怪側の世界と人間側の生活を往復する。呪いの由来、里の長の思惑、許嫁関係の行方が並行して進み、第二巻では千年前への移動が加わって、過去の出来事にも範囲が広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 妖怪・陰陽師・許嫁をまとめた和風ラブコメとして、設定の組み合わせが目を引く。
- 桃子の行動力と一途さが物語の推進力になっている。
- 猫化する太一の呪いがコミカルで、見た目の可愛さも印象に残る。
- お茶丸、ハル、前鬼・後鬼など脇の妖怪たちのエピソードが楽しい。
- 桜や山奥、奈良の空気感など、和の情景が作品の雰囲気を支えている。
こんな人におすすめ
- 妖怪もの、陰陽師もの、和風ファンタジーが好きな人。
- まっすぐ突っ走るヒロインと、やや不憫な相手役の組み合わせが好きな人。
- 連作短編寄りの、軽快で読みやすいラブコメを求める人。
- 猫化やモフモフ要素、個性的な妖怪キャラを楽しみたい人。
- 児童書寄りの読みやすさや、やさしい読後感を好む人。
人を選ぶポイント
- 桃子の勢いの強さやぶりっ子っぽさが合わないと入り込みにくい。
- 恋愛の甘さや関係性の掘り下げが薄く、物足りなさを感じやすい。
- 展開が読みやすく、意外性や強い山場を求めると弱く映る。
- 太一の陰陽師設定が物語に深く絡まないと感じる場面がある。
- まとまりはある一方で、続きや回収されない謎が気になる読後感になりやすい。
テンポ・読後感
- ひたすら重くはならず、コミカルさとほっこり感が先に立つ。
- 連作短編のように話が進み、1話ごとの読みやすさがある。
- 妖怪たちの小話でにぎやかだが、ところどころ切なさも差し込まれる。
- 全体のテンポは軽快で、すいすい読める反面、あっさりした印象も残る。
- 単巻としてはまとまりがよく、読後はやわらかい余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 桃子は芯が強く、ひたむきで、周囲を動かすタイプとして好意的に受け取られている。
- 太一は優しいが、呪いのせいで不憫さや影の薄さが先に立ちやすい。
- 猫姿の太一は強い人気があり、可愛さが大きな魅力になっている。
- 旭は切なさや存在感の強さで印象に残り、太一以上に気持ちが向く人もいる。
- お茶丸、ハル、前鬼・後鬼などの脇役は、短い登場でも好感を集めている。
巻一覧
真夜中は旦にゃ様 〜モノノケ恋奇譚〜
この巻のあらすじ
六歳上の許嫁・太一に憧れ、花嫁修業に励む女子高生・桃子。しかしある日突然、太一から婚約解消を申し出る手紙が届いてしまう。実は太一は、由緒正しい陰陽師一族の末裔で、妖怪の呪いにより『ムラムラするとネコに変身してしまう』秘密を抱えていた! 太一の呪いを解くため桃子が向かった先は、「駅」と呼ばれる妖怪たちが暮らす隠れ里で――!? 英会話を習う鬼に、ドケチな八咫烏、詐欺師の狸……個性豊かな妖怪たちと、恋する花嫁(予定)のあやかし奮闘記がはじまる!
真夜中は旦にゃ様 二 〜モノノケ、千年の恋をする〜
この巻のあらすじ
ムラムラすると猫に変身してしまう呪いに掛けられた陰陽師・太一。許嫁の桃子は、今日も太一の呪いを解くべく奮闘していた。だが、妖怪の隠れ里『駅』の長・旭の策略で、桃子は千年前にタイムスリップしてしまい!?
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