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この巻のあらすじ
王国の軍事最高司令官であり、国の誇りと称される王弟レオナード。その威厳ある姿から、臣下の誰もが畏敬の念を抱いていた。しかし、そんな彼が唯一心を許し、深い愛情を注ぐ相手が王宮の文官を務めるエリアスだった。地位も立場も異なる二人だったが、レオナードは執拗なまでに「お前は私のものだ」と愛を囁く。だがある日、エリアスは親友の内査官カーティスから奇妙な言葉を告げられる。「近く“御子”が現れる。そしてレオナード様はその御子を愛しお前は捨てられる」レオナードの変わらぬ愛を信じたいと願うエリアスだったが、心の奥底に潜む、身分差ゆえの不安は拭えない。そしてついに、辺境の村で御子が発見されたとの報せが王宮に届いたのだった──
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