「くじびき」の神事で救国の勇者に選ばれた剣士ナバルと、従者に選ばれた修道女メイベルを中心にした近世風ファンタジー。二人は旅を続ける中で、異教徒との対立、ドラゴンとの遭遇、空を飛ぶ機械がある技術都市ラクス、休戦後の南アルテース、西大陸との戦争や外交に関わっていく。博識で発明に強いメイベルは、聖女として扱われる一方で大統領や女王の立場も担い、軍事・宗教・統治の問題に巻き込まれる。西大陸のドラゴンが人間を家畜とする発言を持ち込み、交渉と対立が前面に出る。ナバルとの掛け合いを軸に、冒険から国家運営へ舞台が広がる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- くじ引きで物事が決まる宗教観と、産業革命前後の技術が混ざる独特の世界設定。
- 竜や魔法があるのに、フライパンや銃器、回路や電気の話まで出てくる発想の幅。
- メイベルの理屈っぽさ、天才ぶり、軽さが作品の推進力になっている。
- ナバルとの掛け合いが軽快で、凸凹コンビとしての相性が読みどころ。
- まったりした空気の中に、戦争や疫病などの緊張感が差し込まれる構成。
こんな人におすすめ
- 変わった宗教観や技術史っぽい要素を楽しみたい人。
- ふんわりした雰囲気でも、設定の妙で読ませるライトファンタジーが好きな人。
- 理系ネタや文明の発展過程にワクワクする人。
- 強い個性のあるヒロインと、相方との漫才感を楽しみたい人。
- じっくり重厚さより、軽めで読みやすいシリーズを探している人。
人を選ぶポイント
- くじ引き要素が前面に出ない巻もあり、シリーズが進むほど薄まったと感じる人がいる。
- キャラや世界観が薄め、テンプレ寄りと受け取られることがある。
- 展開が速く、説明や設定の印象が先に立つ場面がある。
- 物語の方向性がつかみにくく、あっさりしすぎと感じる読者もいる。
- 緊迫した場面でも全体は軽めなので、濃いドラマを求めると物足りない。
テンポ・読後感
- 基本はのんびり、まったり、ライトに読める空気。
- 章ごとの区切りは比較的丁寧で、読みやすさは高い。
- 事件や戦争が入ると一気に動くが、重苦しさは引きずりにくい。
- 旅や逃亡の中でも、会話の軽さとユーモアが目立つ。
- 絵本っぽい柔らかさと、時折ぶっ飛ぶ発想が同居している。
キャラクターへの評価
- メイベルは天才肌で理屈っぽいが嫌味がなく、楽観的で親しみやすい。
- 失敗やぽんこつ感もあるが、それがかえって魅力として受け止められている。
- ナバルは堅物で朴念仁寄りだが、戦いでは頼れたり意外に思慮深かったりする。
- 二人の掛け合いは漫才っぽく、すれ違いも含めて見ていて楽しい。
- クラウやパセラなど脇役にも好感を持つ声があり、再登場を喜ぶ反応がある。
巻一覧
この巻のあらすじ
「くじびき」の神事により、救国の勇者に選ばれた剣士ナバルと、その従者に選ばれた修道女メイベル。脳ミソ筋肉のナバルと、学者顔負けの博識で何でも解説を始めてしまうメイベルの凸凹コンビは、何かとぶつかり合いながらも、それなりに順調な旅を続けていた。だが、そんな2人の前に、対立する異教徒・ドラゴン教徒が立ちはだかる。さらには、強大なドラゴンまで現れて…清水文化が贈る近世風ファンタジー、驚天動地の第2弾。
この巻のあらすじ
聖ラクス教会を目指し旅を続けるナバルとメイベルを迎えたのは何と空を飛ぶ機械。南アルテースの都市ラクスは発明家の市長を中心に独自の発展をした技術の都だった。目新しい技術に目をキラキラさせるメイベルと空を飛ぶ機械の操縦に興味を示すナバル。ようやく落ち着いた日々を迎えた2人だが、その平穏は長くは続かないのだった。
この巻のあらすじ
休戦協定が結ばれ、内戦状態から脱した南アルテースの都市ラクスでは冬至祭が華やかに開催されていた。相変わらず技術革新の中心にいるメイベルは様々な発明によってさらにその名声を上げていた。南アルテースの平和の象徴的存在になったメイベルは、いつしか西アルテースの侵攻に対する切り札として期待されていくようになる。
この巻のあらすじ
西アルテースとの戦争に一段落をつけ、南アルテース大統領と西アルテース女王を兼任することになったメイベル。その後も多くの発明や技術革新の中心になるが、その天才振りがあらぬ疑惑を発生させ、あっという間に広がってしまう。「聖女様は宇宙人なのでは?」加熱する報道とゴシップ記事相手にメイベルは…。
この巻のあらすじ
西大陸からドラゴンたちが東大陸の国との交渉をしにやって来た。しかし、その口から発せられたのは「西大陸では人間は家畜である」という衝撃の言葉だった。交渉役としてドラゴンと面会するメイベル、しかし話は結局大司教に委ねられることになった。思わぬ形でのサクラス帰還を果たすことになったメイベルだが…。
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