『キミの忘れかたを教えて』は、大学を中退してニートになり、生きる価値がないと感じていた松本修が、悪友トミさんの誘いで母校の中学校を訪れ、芸能人になった幼馴染の桐山鞘音と再会するところから動き出す現代青春恋愛シリーズ。余命半年の示唆、昔からの約束、逃げ続けた過去が重なり、修が止めていた人生をもう一度組み立て直していく。学校、芸能、幼馴染、音楽や祭りがつながる形で周囲の人物も巻き込み、関係の再接続を軸に話が広がる。2巻ではスノーランタンフェスと音楽が加わり、迷信に結びついた思いも描かれる。どの人物も過去の選択や未消化の感情を抱えたまま現在に立っており、そのずれが再会や共同の場で少しずつ表に出てくる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 田舎町や地元の行事を舞台に、閉じた場所ならではの人の温かさが前面に出る。
- 幼なじみ同士のすれ違いと再出発が、甘さと切なさの両方で読める。
- 難病や余命の設定が、青春の時間の重みを強めている。
- 音楽やフェス、町おこしの要素が物語の推進力になっている。
- 三雲雛子の初恋を軸にした巻では、拗らせた感情の描写が強く印象に残る。
こんな人におすすめ
- 田舎町の空気感や人情味のある青春ものが好きな人。
- じれったい恋愛や、恋の未練を丁寧に追う話を読みたい人。
- 難病ものでも、重すぎず前向きさのある作品を求める人。
- 幼なじみ、再会、再出発といった王道の要素に惹かれる人。
- 切なさと温かさが同居するラブストーリーを好む人。
人を選ぶポイント
- 設定や展開にややご都合主義を感じる場面がある。
- 主人公の難病設定が物語の中で十分に生かされないと受け取られやすい。
- 心情説明や転機の描写があっさりしていると感じる読者がいる。
- 文章の言い回しが少し気取って見える箇所がある。
- 1巻でまとまっていた方がよかった、続刊の必要性に迷う反応がある。
テンポ・読後感
- 冒頭は重さがあるが、読み進めるとコミカルなやり取りも多い。
- 全体はゆっくり進み、淡々とした空気の中で感情がじわじわ積み上がる。
- 冬の田舎町の景色が、静かでしみる雰囲気を強めている。
- 甘い場面と苦い場面が交互に来て、余韻が残りやすい。
- 終盤に向けて盛り上がる一方、巻によっては平坦さを感じる読後感もある。
キャラクターへの評価
- 修は逃げ癖や自虐を抱えつつも、立ち直ろうとする姿が熱い。
- 鞘音は才能のある幼なじみとして、近くて遠い存在感が強い。
- 三雲雛子は初恋を諦めきれない拗らせ方が切実で、巻の印象を大きく持っていく。
- トミさんや地元の大人たちが、物語に明るさと安心感を足している。
- 母親世代や周辺人物の存在感が強く、脇役まで魅力的に映る。
巻一覧
この巻のあらすじ
「残された余命は半年――、俺はこのまま死ぬつもりだった」 大学を中退してニートとなり、生きる価値がないと感じていた松本修は、昔からの悪友・トミさんの誘いで母校の中学校を訪れる。そこには芸能人となってしまった因縁の幼馴染み・桐山鞘音がいて……。この出会いが再び修の運命を突き動かす。 『天才ゆえの孤独を抱えたヒロイン、凡才ゆえに苦悩する主人公。二人のすれ違いと、遠回りな青春に引き込まれました』 『逃げて逃げて、逃げ続けたクズに残った一つの約束。胸が熱くなりました』発売前から感動の声多数。掴めなかったチャンス、一度何かを諦めてしまった人に贈る、大人の青春物語。 【電子特別版】には書き下ろしショートストーリーが付属収録されています。
この巻のあらすじ
好きな人と永遠に結ばれる。そんな迷信が噂されるスノーランタンフェスに参加することになった修たち。フェスを企画してくれた三雲さんは過去、その迷信に想いを寄せた一人で……。 奏でる音楽が再び奇跡を起こし、様々な気持ちを紡ぐ――。 『かつて、才能を持った幼馴染の女の子から無様に逃げ出した経験を持つ主人公の境遇が、凡人として他人事に思えず惹き込まれました。――星野流人(ほしの)(読書メーター)』『どんな形であっても本当に無意味な時間はなく、未来は分からなくても儚い優しさが詰まった読後感は素敵。――みかこ(読書メーター)』 1巻発売後も多くの感動の声。大人の青春物語、第二巻。電子版特典として、電子限定書き下ろし短編『エミ姉の部屋にお泊りする男』を特別収録!
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